GRIND (グラインド)

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MUSTARD HOTEL

その場所のカルチャーに根付き
街の隠し味として担うビジョン

ART latest topic STORE 2019.07.05

東京に数多くのホテルが新しく誕生し続け、この先も増えていくのは明白だ。宿泊する人の目的やライフスタイルから、いわゆるホステルズやドミトリータイプといった形態が主流になっている。その中でもインディペンデントな取り組みや機能的なデザインで、訪れる人を魅了するホテルがマスタードホテル。渋谷に続き浅草にも2店舗と範囲を広げた同ホテルの魅力とは。

渋谷という場所故の
“機能的”な在り方

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昨年9月に開業してからその存在を強めているマスタードホテル渋谷。イエローカラーの看板が記憶に残っている人も多いのではないだろうか。コンセプトとして掲げている「街のかくし味のような存在へ」から生み出されたホテルは、いわゆる一般的なホテルとは違う。シンプルでモダンなデザインは国内外問わず、クリエイティブな人たちを惹き付ける。特にホテル廊下部分は、近未来的SF感を彷彿とさせる雰囲気。渋谷を訪れる人が求めているのは、ホテルでゆっくりくつろぐよりも、夜まで遊びまわってホテルでは寝るだけ。それであれば機能的な宿泊と気の利いた食事、そこから街やカルチャーとつながるきっかけがあれば十分だ、という考えのもとマスタードホテルは成り立っている。
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またデザイン性以外にも、アーティストを無償で宿泊させる代わりに、アートワークやカルチャーをホテルに残してもらうといった、「CREATORS IN MUSTARD」といった取り組みもしている。こうしたクリエイティブへの姿勢が、連鎖的にクリエイティブなエネルギーを循環させている。
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一階部分はレストラン&バーが併設され、宿泊者以外の人も集う空間に。カルチャーの要素のひとつとして音楽周りにも拘りを持ち、居心地の良いスペースへと昇華させている。
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日本らしさを感じてもらう
差別化を計ったエリアガイド

浅草にもマスタードホテルがあることをまだ認知していない人もいるはず。今年2月に浅草1、5月に浅草2と立て続けに2店舗を同じ浅草に展開したのだが、既存のマスタードホテル渋谷とはまた少し違った目的がある。アーティストやカルチャースポットへの連携が特色の渋谷に対して、浅草は“日本らしさ”を求めてくる訪れる人たちに向けた取り組みをしている。エリアガイドを主にしており、そこに載っている場所や店にホテルキーを持っていくと割引などのサービスを受けれる仕組みだ。また入口部分には〈W-BASE〉協力のもと、街乗りに最適な“LINUS”の自転車で街を巡ることも可能。
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MUSTARD HOTEL ASAKUSA1
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MUSTARD HOTEL ASAKUSA2
また渋谷との最大の違いとも言えるポイントは準天然温泉があることだろう(浅草1にはサウナ有り)。また浴衣を〈フレッシュサービス〉に製作してもらったりと、クリエイティブなコラボレーションももちろんやっている。
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“点”ではなく“面”として
日本の街づくりを目指す

今現在で3店舗を展開しているマスタードホテル。街づくりやその場所のカルチャーに根付くことは、今は“点”として発信しているかもしれない。だがもう既にこの“点”は3つになり、街づくりの中のエッセンスやスパイスとして点と点が結び付いている。この先マスタードホテルは地方にも広がっていきたいという想いがある。それは“面”で日本全体の街づくりを担っていくという、未来へのビジョンの証なのかもしれない。