GRIND (グラインド)

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BROCKHAMPTON for GRIND vol.96

NEW スタイルで突き進む 話題のクリエイティブ集団

INTERVIEW MAGAZINE 2019.10.03

全米アルバムチャート1 位、昨年のコーチェラフェスでは圧巻のライブパフォーマンスと今話題沸騰中の総勢13名からなる大所帯グループBROCKHAMPTONをご存知だろうか。決して意図的に集められたような商業的なものではなく、ひとつの目標に向かって自発的に集まった現代のNEWスタイルにせまる。

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お互いをリスペクトし 各々の個性をぶつけ合う

今回の初来日ではSTUDIOCOASTでの単独公演にくわえ、サマーソニック大阪、東京とタイトなスケジュールをこなすなか、いまだベールに包まれる彼らの実態を探るべくインタビューを行った。どういったグループなのか教えてくださいとの問いに、リーダーのケビン・アブスストラクトがまず答えてくれた。
「オレたちは人種も違えば得意なことも違う。それぞれが異なるバックグラウンドを持っているからね。そういう人たちをまとめるのは大変だろう?とよく聞かれるけど、そもそも僕はメンバーを1つにまとめる気はないんだ。むしろ人のメンバーには違った視点を持っていてほしいね。いろいろな観点から見て、個性をぶつけ合う。だからこそ今までにない新しいクリエイティブを生み出すことができるんだ」。個性のぶつかり合い。まさにBROCKHAMPTONの真骨頂といったところで肌の色や体型、セクシャリティの違いなど、今の社会構造の縮図のようにも見える。そんな彼らが人気の理由に楽曲としての完成度の高さはもちろん、親しみやすさという点も大きい。つまり、カリスマアーティスト集団というイメージではなく近所の仲いいグループみたいな、オープンな感じが新鮮なのだ。そういった雰囲気はそれぞれの自発的なクリエイティブとみんなで取り組むという姿勢から生まれているとデザインやディレクションを手がけるHKは言う。
「アルバムやMVなどを作るときは全員でそのモードに入っていくんだ。例えば、オレは楽曲に直接参加しているわけではないけど、レコーディング現場にいたりするし意見もする。反対にデザインに関してもマーリン(MERLYNWOOD)からいいアイディアをもらうことがある。そうやってお互いを支え合いながら家族みたいに活動しているね」。このインタビューを収録した撮影現場は非常に穏やかでタイトなスケジュールからは想像もつかないほど彼らはその時間を楽しんでいた。そして意見交換やファッションの自慢などがあちらこちらで行われ、その光景は仕事仲間と言うより仲のいい友達や強い絆の家族のようにも見えた。

 
Photo_YOKO TAGAWA horizont

INFORMATION

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ALBUM INFORMATION
GINGER
16年のミックステープ以来5枚目のリリースとなる本作。BROCKHAMPTONにとって史上最も内省的な作品に仕上がっており、今まで以上に彼らの内面に触れることができるだろう。