GRIND (グラインド)

serch
Grind_Collage2_4x5

DEUS EX MACHINA
for GRIND Vol.82 Issue

時代を超えても着れる、カルチャーのある服を
<デウス エクス マキナ>の連載
今回のテーマは”ART”

ART FASHION MAGAZINE 2018.04.16

トレンドだけを追った一過性の服ではなく、
時代を超えてもずっと着られるカルチャーの宿る服を着たい。
バンドTを買い漁るように自分が好きな物や事を纏えば、
それは自分にとって価格以上の価値があり、誰に何を言われたっていい。
周囲に影響される事なく、自分の為に服を着る男が最高にクールだからだ。
「ファッションというのは、あなたが誰であるかということ、あなたが
何者であるかの表明である」。これは世界のトップデザイナーを輩出する
イギリスのセントラル・セント・マーチンズ芸術学校で最初に教わる事だ。
つまり、自分が着る服に意思と意味を持って着ることが重要だという事。
<デウス エクス マキナ>を着る男たちはそんなプライドを持った
男たちであってほしい。様々なカルチャーの楽しさと本質を教えてくれる
<デウス エクス マキナ>の魅力を、5つのカルチャーを通して伝えたい。
連載第3回目はART(アート)にまつわるカルチャーについて。

連載の過去回はこちらから!
第1回『SURF(サーフ)』→(vol80_deusexmachina
第2回『SNOW(スノー)』→(vol81_deusexmachina

 

 

 

 

 

アートやファッションを通して、
言葉にできない感覚を共有する。

Grind_Collage2_4x5

 

 

アドベンチャー(冒険)から
生まれるアートについて

 その人が世界をどう見ているか。ちょっとした落書きひとつにも、アートにはそんな作り手の視線のようなものがあり、それは感覚を通してこちらに伝わってくる。絵画、写真、グラフィック、映像など、世の中には数え切れないほどの芸術が溢れ、それぞれがさまざまな歴史や系譜のもとに生まれてきた。その中に、アドベンチャー、つまり冒険から生まれたアート、というような印象を感じるものがある。具体的に言うと、例えば街をキャンバスにしたストリート・アート(グラフィティ)だったり、スケーターたちがスケートボードに乗っているときの感覚を写真や絵に写しとったようなアートワーク。同じように、サーフィン、スノーボード、BMX、バイクなど、「遊び」を楽しむライダーたちのインスピレーションから生まれたアートのことだ。彼らは常に自然や都市の中を遊び、冒険し、そして何かを生み出している。その目に見えている世界は、普通の景色とはどこか違うのだ
 2009年に発売された、編集者・竹村卓さんによるインタビュー集『ア・ウェイ・オブ・ライフ 28人のクリエイタージャーナル』。この本には、レイ・バービー、レイモンド・ペティボン、エド・テンプルトン、バリー・マッギー、トーマス・キャンベル、ネックフェイスなど、スケートやサーフを日常的に楽しむアーティストたちが登場する。「スケートボードの上から地球を転がすと独特な視線でその惑星を見るようになる」。本の序文にはこう書かれている。その「独特な視線」とは、「冒険する者の視線」ではないだろうか。そして、デウス・エクス・マキナ(以下デウス)のプロダクトに添えられたひとつひとつのアートワークにも、そんな視線を感じることができる。
 オーナーであるデア・ジェニングスとクリエイティブ・ディレクターであるカービー・タックウェル。この二人がデウスの中心的な存在だ。ブランドの象徴である数々のロゴデザインのグラフィックをカービー氏が手掛け、毎シーズンのアートワークを担当するアーティストもすべて彼がセレクトしている。デウスの核となるアート性を支えてきたカービー氏の仕事には、スケート、サーフ、バイクなど、冒険を楽しむことへの情熱が確かに感じられる。「子供の頃はいつも落書きをしたり、スケートマガジンの切り抜きをしたりしていたんだ。高校生になるとビデオで映画を作ったり、友だちのスケートボードのためのロゴやグラフィックをデザインしていたよ」。海辺で育ち、地元での遊びはサーフとスケートくらいしかなかったというカービー氏にとって、半年遅れで入荷される海外のスケートマガジンを読むことがアイデアの源だったという。当時の誌面を彩っていたグラフィックデザイナーたち、そしてマーク・ゴンザレスやショーン・ステューシーなどに影響を受けてきた。「高校卒業後はスイスのチューリッヒにある専門学校へ進んだ。でも実際の授業は硬すぎて、どちらかというと学校の外で色々なことを学んだんだ」。デウスを始める前はアンディ・ウォーホルやロバート・ラウシェンバーグなどのポップアートが好きで、ここ10年ほどはジェフ・マクフェトリッジやバリー・マッギーをリスペクトしているという。彼らもまた、スケートボードと関わりが深いアーティストだ。2018年の春夏ではNYのアートユニット・ヤングジャークをフックアップ。カービー氏にとって、周りにいるアーティストの存在はブランドのモチベーションでもある。「デウスは常にかっこいいもの、見た目がクールなものが好きなんだ。毎日そういうものに囲まれていたい。僕らはバイク、ファッション、アート、デザインすべてを愛しているから、デウスのキャンバスをアートにも広げていこうと思った。アートやデザインは特別なことではなく、常に身近にあるべきだと思う。これまでデウスで一緒にコラボしたいと思ったアーティストはすべて友人たちで、彼らとは同じ感覚を持って何かを作ることができるんだ」。
 バリー・マッギーは、前述のインタビュー集『ア・ウェイ・オブ・ライフ』の中で、グラフィティを始めた10代の頃のことを語っている。「その頃のサンフランシスコにはグラフィティが街中に溢れていたんだよ。とてもかっこよく見えた。BMX、サーフィン、その後にベスパやランブレッタのスクーターに興味を持ったんだ。そうして社会にはまりきれない僕たちはスクーターに乗りながらグラフィティをしていたよ」。そして、なぜグラフィティが好きなのか、という質問に対してこう答える。「その行動が社会的なシステムの外でおこなわれている事だから。アドベンチャーにも感じられる」「僕はそんな社会に左右されない行動が好き。誰にもコントロールされたくないしね」。
 「冒険する者の視線」を持ったアーティストたちの作品は、言葉にできない感覚をこちらに訴えかけてくる。それは「何かをすることは、何かを所有することよりも遥かに楽しい」というデウスの価値観と共鳴し、ファッションやプロダクトを通してこちらに届く。今回の記事のためにカービー氏が制作してくれたアートワークからも、そんな”楽しさ”がまっすぐに伝わってくる。

 

 

Column 01_
ショップを共に手がけたのは
TRIPSTERと野村訓市氏

「尊敬するクリエイターは野村訓市。彼ほど尽きることのないビジョンと物作りへの熱意を持っている人に会ったことがない」と語るカービー氏。原宿店の内装はそんな訓市氏とTRIPSTERの協力によって完成した。外観のアートワークはカービー氏が手掛けている。

コラム1本番

 

 

Column 02_
デウス原宿店で購入できる
いくつものアートワーク

神宮前にあるDEUS EX MACHINA HARAJUKUでは、デウスと関わりの深い世界中のアーティストたちによるアートポスターが飾られており、一部購入可能(各¥8640)。写真中央のアートワークはクリエイティブディレクターであるカービー氏の作品。

コラム2本番

 

 

 

DEUS EX MACHINA_ART ARCHIVES “Carby Tuckwell”

Deus Art_18

Deus Art_24

 

DEUS EX MACHINA_ART ARCHIVES “FustyWorks”

Addict_Eshop_05

Addict_Eshop_17

 

DEUS EX MACHINA_ART ARCHIVES “LandBoys”

Deus Art_22

LogLady

 

DEUS EX MACHINA_ART ARCHIVES “Paul McNeil”

Paul Mcneil Deus 2017_9ft

Paul Mcneil RED WAVE

 

DEUS EX MACHINA_ART ARCHIVES “Stivie Gee”

Stevie_Gee_Artist_Residence_001

Stevie_Gee_Artist_Residence_005

Stevie_Gee_Artist_Residence_006

 

DEUS EX MACHINA_ART ARCHIVES “Young Jerks”

DSC06831

YJ_01

 

 

 

Photo_HARUKA SHINZAWA(horizont)
Text_MAYU SAKAZAKI
Edit_TATSUYA YAMASHIRO

INFORMATION

問_JACK of ALL TRADES
TEL_03-3401-5001
URL_http://deuscustoms.com/