GRIND (グラインド)

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DEUS EX MACHINA
for GRIND Vol.80 Issue

時代を超えても着れる、カルチャーのある服を
<デウス エクス マキナ>の連載がスタート!

FASHION MAGAZINE SPORTS 2018.02.16

トレンドだけを追った一過性の服ではなく、
時代を超えてもずっと着られるカルチャーの宿る服を着たい。
バンドTを買い漁るように自分が好きな物や事を纏えば、
それは自分にとって価格以上の価値があり、誰に何を言われたっていい。
周囲に影響される事なく、自分の為に服を着る男が最高にクールだからだ。
「ファッションというのは、あなたが誰であるかということ、あなたが
何者であるかの表明である」。これは世界のトップデザイナーを輩出する
イギリスのセントラル・セント・マーチンズ芸術学校で最初に教わる事だ。
つまり、自分が着る服に意思と意味を持って着ることが重要だという事。
<デウス エクス マキナ>を着る男たちはそんなプライドを持った
男たちであってほしい。様々なカルチャーの楽しさと本質を教えてくれる
<デウス エクス マキナ>の魅力を、5つのカルチャーを通して伝えたい。
連載第一回目はサーフについて。

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DEUS EX MACHINAのTシャツ¥6,480/JACK of ALL TRADES TEL_03-3401-5001

 

 

this month theme 『SURF』
ウェイ・オブ・ライフという
サーフィンの語りかた

 「サーフィンはただのアウトドア・スポーツではなく、ウェイ・オブ・ライフ(生き方)である」。ドキュメンタリーやインタビュー、またはサーフ・フィルムのナレーションなどで、サーフィンはたびたびこのように語られてきた。ウェイ・オブ・ライフとは具体的にどういうことか。サーファーたちは朝早く起きて海に行き、波と格闘する。そこで使う膨大なエネルギーのために身体や食事に気を使う。自然と真っ向から向き合えば、自分自身もおかしな生活はできなくなる。波は誰にもコントロールできない。自分の小ささを知り、「人や物に対する心持ちが変わった」と多くの人が言う。サーフィンはスポーツという域を越え、その人の思考や行動や選択に影響をもたらす。「技術なんかなくたって、ただ自然があって波がある、それだけで楽しい」とサーファーたちは語る。何にも縛られることがなく、自由であるという楽しさ。サーフィンとは、波乗りを通して自分の生き方を発見することだ。
 昨年12月、カリフォルニアのドキュメンタリー映画監督ブルース・ブラウンが亡くなった。80歳だった。彼は1996年に『THE ENDLESS SUMMER』という素晴らしいサーフ・フィルムを発表した伝説的なフィルムメーカーである。二人のサーファーが夏を追いかけて南半球をまわりながら、まだ見ぬ波を求めて旅をするこのドキュメンタリー映画は、サーフィン・ブームに沸く60年代のアメリカを熱狂させた。サーファー以外の多くの人たちにも愛
されたこの映画はたった5万ドルの予算で3千万ドルを超える利益を生み、それから半世紀以上たった今なおクラシックなサーフ・フィルムとして語り継がれている。そして、その後ブルース・ブラウンが 残したもうひとつの名作が『ON ANY SUNDAY』だ。1971年にブルースの友人であるスティーブ・マックイーンが主演したドキュメンタリー映画で、毎週日曜日になるとオフロードバイクに乗り、レースに明け暮れるライダーたちの日常を追ったもの。レースの勝ち負けではなく、それぞれがカスタムしたオフロードバイクで思い切り遊ぶというバイクカルチャーの楽しさが中心に描かれ、それが映画の大きな魅力になっている。サーフィンとカスタムバイクの魅力にとりつかれ、いつも好きなものを追い続けてきたフィルムメーカー、ブルース・ブラウン。今、サーフとバイクカルチャーを牽引する<デウス エクス マキナ>(以下デウス)というブランドは、そんな彼の生き方や時代性とリンクする。
 デウスはカスタムバイクとパーツを販売するショップとして2006年にスタートした。ブランドを象徴する「モーターサイクル」、そして「サーフ」という異なるカルチャーは、ブルース・ブラウンの時代は同じアメリカンカルチャ ーのライフスタイルとして繋がっていた。現代、特に日本ではそれぞれを個々の文脈として楽しむ人が多いが、当時のカリフォルニアでは波乗り、バイク、スケートもみな同じ「ライダー」という感覚で、波がフラットな日はオートバイに乗ったりスケートをして楽しんでいたという。デウスのショップに洋服、レストラン、ギャラリー、カスタムバイク、シェイプルームやサーフボードが同居しているように、すべてはひとつのライフスタイルで、切り離すことはできない。例えばフランスにはサーフやオートバイのレースと音楽やアートを同時に楽しめる「ホイール&ウェイブス」というフェスがあり、そんな価値観が今また盛り上がりを見せている。デウスはバリ、LA、ミラノ、東京など各国のショップに加えて「9FT AND SINGLE FES」、「SNOW QUAKE」、「SLIDETOBER」、「BIKE BUILD OFF」など多くのコンペやレースを主催。「何かをすることは、何かを所有することよりも遥かに楽しい」という価値観を自ら体現し続けている。
 ブランドが確立され広まっていくことで、根元にある本来のカルチャーと離れていくように感じてしまうこともあるかもしれない。そんなときは、そのロゴ・マークに意味があるということを思い出してほしい。<デウス エクス マキナ>には「機械仕掛けの神」という意味があり、そこにはマシンを心から楽しみ情熱をかたむけることへの尊敬が込められている。正直に楽しむこと、本物であること、情熱的であること。ハンドビルドのカスタム・バイクから始まり、サーフィン、スケートボード、スノーボード、ファッション、アートなど複数のカルチャーをリンクさせたデウスという大きなカルチャーを、このブランド名が象徴している。例えばバイカージャケット、ボードショーツ、旅のためのバッグ、それからシャツ。ファッションのためのファッションがあるように、カルチャーのためのファッションもある。自分の好きなもの、好きなこと、好きなカルチャーを着ていると考えれば、その一枚のシャツは値段以上に価値あるものになるはずだ。

 

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Column 01_
バリで毎年行われる
デウス主催のFES

「9FT AND SINGLE FES」は、毎年6月にバリ島のチャングーで開催されるデウス主催のサーフフェスティバル。ロングボード、フィッシュ、シングルフィン、ボディサーフィンなどで競われるコンテストとともに、アートや音楽も同時に楽しむことができる。

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Column 02_
世界的な日本人シェイパーによる
オリジナルのカスタムボード

デウスバリのシェイプルームに招かれた唯一の日本人ゲストシェイパー、Takuya Tappy Yoshikawaによるカスタムボード。伝統と現代のスタイルをミックスした美しいデザイン。
Deus Ex Machina × Takuya Tappy Yoshikawa Model:Spown 5’11 ¥211,680。

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Column 03_
DEUS EX MACHINAのサーフムービー

<デウス エクス マキナ>の製作してきたサーフムービーが、WEBにて随時UPされているので、これもチェックしてほしい。→ http://deuscustoms.com/blog/?type=surf

 

 

 

Photo_TAKAO IWASAWA(The VOICE MANAGEMENT)、HARRY MARK、KELI BOW
Text_MAYU SAKAZAKI
Edit_TATSUYA YAMASHIRO

INFORMATION

URL_http://deuscustoms.com/