GRIND (グラインド)

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The DUFFER of ST.GEORGE
SPECIAL INTERVIEW WITH
KEISUKE BABA

スタイリスト馬場圭介が手掛ける
老舗UKブランドの新ラインが始動

FASHION 2017.04.14

4月10日発売のGRIND最新号でも特集しているUKブランド<ザ・ダファー・オブ・セント・ジョージ>の
新ライン”classicsnew”。その全貌を探るべく、監修を務めたスタイリスト馬場圭介氏に色々と話を聞いてきた。
ブランドが誕生した1980年代当時のこと、馬場氏が考える<ダファー>の魅力、そして
新ラインのデザインについて。オリジナルを知る者の言葉はやはり重い。

INTERVIEW WITH KEISUKE BABA

 

別に広い店でもないし
ゴチャゴチャしてたけど
いる奴がみんなカッコよかったんだよね

ーーまずは今回<ザ・ダファー・オブ・セント・ジョージ>で新ラインを手掛けることになったきっかけを教えて下さい。

 

もちろん<ダファー>のことは昔から知ってるんだけど、今は本国(イギリス)にもお店が無いんだよね。それでまあ、「もう1回盛り上げたいね」ってスタッフと話したのがきっかけかな。

ーー初めて<ダファー>を知った頃のことは覚えていますか?

 

覚えてるよ。1986年ぐらいだと思うけど、あの頃は金曜日によくポートベローのマーケットに行ってて、ある日「なんか店ができてる」って思って入ったのが<ダファー>の店でさ、別に広い店でもないしゴチャゴチャしてたけど、いる奴がみんなカッコよかったんだよね。日本に入ってきたのはそれから3~4年後くらいだったと思う。

ーー最初の頃の<ダファー>はどんな印象でしたか?

 

やってた奴らは俺よりちょっと若いくらいだけど、割と世代も一緒で。当時は5人いたのかな。それまでロンドンのストリートから生まれたムーブメントとは、もの作りも含めてちょっと違う感じなのがおもしろかった。

ーーどのような部分に、他との違いを感じたんですか?

 

ジャマイカンっぽかったり、ルードボーイっぽかったり、イタリアっぽかったり、そういう要素を取り入れていたところかな。あとはみんな反体制だったと思う。

ーー当時のショップのことって覚えていますか? 例えばかかっていた音楽とか。

 

<ダファー>を始めた5人の中で、バリー・シャープっていう奴が1番音楽に詳しかったんだよね。バリーはDJもやっていて、ダンスクラシックとかノーザン・ソウルとか、レア・グルーヴもまだレア・グルーヴって言葉が生まれる前からかけてて、そういうところもセンスが良かった。

ーー馬場さんが特に印象に残っている楽曲はありますか?

 

やっぱりグウェン・ガスリーの『Padlock』だね。ラリー・レヴァンがリミックスしてて、めちゃくちゃカッコよかった。あとはレゲエとかもかかってたな。

ーー長い間ロンドンのファッションやカルチャーを見られてきて、馬場さんはいつの時代が1番カッコいいと思っていますか?

 

うーん……、でもやっぱりピストルズが出てきた頃かな。まぁどの時代も全部好きですけど。ただ、今ではない(笑)。

ーー(笑)。それはなぜだと思いますか?

 

だって何もないじゃん。ファッションムーブメントもないし、若いデザイナーが出てきているわけでもないし。カッコいい奴も見かけないんだよ。売れてるのはアメリカナイズされたものだけ。とは言え他の国が良いってわけじゃなくて、今は世界中で流行ってるものがみんな一緒なんだよね。

 

イタリアに憧れてるイギリス人の
ブランドってことかな

ーー今回馬場さんがニューラインを手掛けられるにあたり、特別にこだわった点はありますか?

 

俺が最初の頃に見た<ダファー>ってことだね。俺は当時買った<ダファー>の服とかも持ってるし、なんか「昔こういうの作ってたよね」みたいなのを作ってみた。

ーー「NO SEX NO LIFE」、「DO NOT BECOME A FASHION VICTIM」、「HISTORY IS MADE AT NIGHT」。3型とも刺激的なメッセージですね。

 

半分おふざけだよ(笑)

ーーナンバリングTも印象的でしたが、「3」「5」「8」の数字には何か由来があるんですか?

 

いや、全然ない。見た目が良かっただけだよ。

ーーてっきり好きなフットボール選手の番号とかなのだと思っていました……。

 

3番は長嶋、5番は黒江、8番は高田だろ? でもそれは<ダファー>には関係ないよな(笑)。だからまあ、絵面が良かったからだよ。

ーーなるほど(笑)。ちなみに馬場さんが考える<ダファー>の洋服としての個性ってどういうところですか?

 

イタリアに憧れてるイギリス人のブランドってことかな。だからポロシャツやナンバリングTの配色とかも派手にしてみたりさ。

ーーなぜイタリアに憧れるんですか?

 

モッズもそうだけど、イギリス人って質実剛健なんだよ。そのプライドはもちろんあるんだけど、どうしてもイタリアの派手で軟派な感じに憧れるんだよな。だってイギリスの服着てるとモテないからさ!!(笑)

ーーそれは切実ですね……(笑)

 

女の子には分からないんだよね、きっと(笑)。

ーーそういう意味でも「NO SEX NO LIFE」のメッセージは効いてきますね。

 

そう!いつも実践してますよ(笑)

 

OFFICIAL LOOK

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PROFILE

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馬場圭介

 

1958年生まれ。1980年代に渡英。 帰国後、東京で大久保篤志氏に師事し、1年のアシスタント期間を経てスタイリストとして独立。 自身のルーツでもあるUKスタイルを軸にしたコーディネイトで、雑誌、ミュージシャン、俳優、ブランドのカタログなどにおいて幅広く活躍している。 最近は東京のブリティッシュ好きたちが集まれる場として、毎月第4木曜日夜に“ROYAL WARRANT SOCIETY”を主宰。

 

 

The DUFFER of ST.GEORGE
for GRIND Vol.72

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(右)classicsnew The DUFFER of ST.GEORGEのコットンニットポロ¥25,920、チェックショーツ¥17,280、パナマボーラーハット¥29,160、classicsnew The DUFFER of ST.GEORGE × KIDS LOVE GAITEのキャンバスラバーソール¥51,840/以上全てJOI’X CORPORATION、その他スタイリスト私物
(左)classicsnew The DUFFER of ST.GEORGEのコットンニットポロ¥25,920、Tシャツ¥9,720、チェックショーツ¥17,280、頭に巻いたTシャツ¥9,936、classicsnew The DUFFER of ST.GEORGE × KIDS LOVE GAITEのキャンバスラバーソール¥51,840/以上全てJOI’X CORPORATION、その他スタイリスト私物

 

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classicsnew The DUFFER of ST.GEORGEのオープンカラーシャツ¥20,520、チェックショーツ¥17,280/ともにJOI’X CORPORATION、その他スタイリスト私物

 

 

Photo_KENTO MORI[Model], YOKO TAGAWA[Portrait](horizont)
Styling_TAKAYUKI TANAKA
Hair_HORI(bNm)
Model_LEX, ZACK, JOSHA
Edit_KYOJI IKEGAMI
INTERVIEW_YOHSUKE WATANABE

INFORMATION

問:JOI’X CORPORATION
TEL_03-3486-1573
URL_The DUFFER of ST.GEORGE