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GRIND WORLD NEWS"BERLIN"

強烈な個性を放つプライベート美術館

ART EVENT 2016.10.24

“がい骨の彫刻、人体模型、飲み込まれていく世界観”

 
ベルリンでもひと際個性的で目を引く「meCollectorsRoomBerlin」。そこは化学者で医師であり、アートコレクターのトーマス・オルブリヒトのプライベート美術館だ。

彼は子どもの頃から切手、コースターやミニカーなどを集めることに情熱を注ぎ、そして現在のアートコレクションにたどり着く筋金入りのアートコレクターだ。meCollectorsRoomBerlinでは「エロス、死、そしてはかなさ」という実存的テーマを掲げている。そこは主に常設展と企画展の2つに分かれていて「Wunderkammer(驚異の部屋)」という名の常設展は彼の個性が存分に味わえる展示内容となっている。

ルネッサンス、バロック時代以降の小人の頭、昆虫標本、キリストと十字架、解剖模型、その他様々な骨董品など強烈な個性を放つ作品たちが展示されている。

企画展では、写真家で映画監督のシンディー・シャーマン展でエレクトロクラッシュを代表するPeachesがパフォーマンスをしたり、長井朋子など若手アーティストの展覧会、ベルリンファションウィークでのショーなどさまざまな企画を積極的に行っている。メインストリームとは違う、強烈な個性を放つ美術館、一度行ったら虜になるに違いない。
 
(写真)右:Wunderkammer(驚異の部屋)と名付けられた常設展はトーマス・オルブリヒトの強烈なコレクションが並ぶ 左上段・中央:2016年9月14日から2017年4月2日まで開催中の「MY ABSTRACT WORLD」のAli Banisadrの作品(上)と館内の様子(中) 左下段:me Collectors Room Berlinの創設者、トーマス・オルブリヒト


Text by Junko Takasaki

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