GRIND (グラインド)

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Cottweiler
for Award-Winning Woolmark Collection

祝インターナショナル・ウールマーク・プライズ受賞!
<コットワイラー>の面白さを
スタイリスト猪塚慶太氏と考える

EVENT FASHION INTERVIEW 2017.10.31

2011年の設立以来、前衛的センスを武器に
スポーツウェアやストリートスタイルを独自に昇華しながら
無二の服作りを続けているロンドンブランド<コットワイラー>が、
今年1月に開催された「2016/17 インターナショナル・ウールマーク・プライズ」の
メンズウェア部門で見事優勝。それを記念して主催企業である
ザ・ウールマーク・カンパニーからのサポートを受ける形でスペシャルなコレクションを発表した。
<コットワイラー>と言えば個性的なナイロン素材使い、というイメージもあった中
オーストラリア産メリノウールを大胆に使用した本コレクションは
これまでのファンにとっても新鮮に映るのではないだろうか。
ブランド設立時からチェックしていたというスタイリスト猪塚慶太氏とともに、
今一度<コットワイラー>というブランド、
そして本コレクションの魅力について考えてみたい。
ちなみに優勝コレクションは、日本国内では伊勢丹新宿店メンズ館でのみの
限定販売となっている。

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INTERVIEW WITH KEITA IZUKA

“形自体は従来の<コットワイラー>らしいもので、
そこにテック系ではなく温かみのあるウールを
使用しているというのは新鮮ですね”

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ーー<コットワイラー>というブランドについては、いつぐらいからチェックしていましたか?

 

最初のシーズン(2012年)から見てはいましたよ。

 

ーーブランドの存在を知ったきっかけって覚えていますか?

 

うーん、常に新しいブランドは探してるんで、その流れで色々掘っていく中で出会ったのかな。当時自分はテック系の素材やオールブラックのスタイリングとか、チャヴというかグライムというか、そういうロンドンの人たちのスタイルにハマっていました。あまり知られていない新しいブランドでグライムっぽい格好をするっていう当時の自分のムードに<コットワイラー>は合っていましたね。グラインドの紙面でもそういうムードのスタイルを提案していました。時代ともリンクしていたんだと思います。

 

ーー<コットワイラー>と聞いて、思い浮かべるのはどんな服ですか?

 

トラックスーツですね。実際に僕も着ていましたし(記事下部に本人着用写真があります)。買ったのは3〜4年くらい前だったかな。当時はナイキのハイテクスニーカーとトレーニングウェアのような服とのMIXを、いかに日常で着るかっていうのにハマってたんで。あとはオールブラックな感じも印象に残っています。

 

ーー実際に着用してみたときの感想は覚えていますか?

 

素材が面白いなと思いました。なんとも言えないシャリシャリとしたナイロン素材で、それをトラックスーツに乗せているっていうのが面白かった。今考えるとそれってまさに<コットワイラー>の立ち位置を表していたようにも思えますね。機能的過ぎず、モードでもなく、カテゴライズされないブランドというか。今はめちゃめちゃ多いけど、当時は<コットワイラー>くらいしかなかったんじゃないかな。ストリートウェアの新しい形というか。

 

ーー今回のスペシャルコレクションは、ザ・ウールマーク・カンパニーが今年1月に開催した「2016/17 インターナショナル・ウールマーク・プライズ」のメンズウェア部門で<コットワイラー>が優勝したことを記念して発表されたもので、ザ・ウールマーク・カンパニーが提供したオーストラリア産メリノウールを全面に使用している点が特徴となっています。これまでの<コットワイラー>の洋服とは少し違った仕上がりになっていると思うのですが、実際に触れてみた感想はいかがですか?

 

形自体は従来の<コットワイラー>らしいもので、そこにテック系ではなく温かみのあるウールを使用しているというのは新鮮ですね。ウールのような昔からある伝統的な素材と、<コットワイラー>のような新しい洋服との融合は面白いと思います。

 

ーースタイリングに取り入れるとしたらどんなアイディアがありますか?

 

個人的には今はワークやミリタリーみたいな感じが好きなので、今回のトップスに太いベージュのチノパンとかカーゴパンツを合わせてみたいですけどね。あとはビジネスっぽいムードにも合うんじゃないかと思っていて、セットアップのインナーとして着ても良さそうですよね。

 

ーー猪塚さん自身はウールのアイテムって着ますか?

 

全然着ますよ。……いや、最近は着てなかったですけど(笑)。でも今季は<ドリスヴァンノッテン>もメリノウールを使っていたし、自分としてもここ数年テック系の硬い素材ばかり着ていたので、そろそろ柔らかい素材に戻っても良いかなと思っていたところでした。<コットワイラー>のようなブランドがウールを使ってみたくなる気分もよくわかりますね。

 

ーー今回のようなコラボレーションというのはブランドにとっても新たな可能性を広げられるものだと思うのですが、例えば「このブランドがザ・ウールマーク・カンパニーとコラボしたら面白そう」と思えるようなブランドって思い浮かびますか?

 

<kudos(クードス)>とか良いんじゃないですか?あとは<TTT(ティー)>とかも面白そう。

 

 

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こちらがインタビュー中にも出てくる本人私物のトラックスーツ。

 

 

インターナショナル・ウールマーク・プライズとは?

 

 

ウール業界の最王手であるザ・ウールマーク・カンパニーの前身、国際羊毛事務局(IWS International Wool Secretariat)により、新たな才能発掘のために創設された。初開催は1953年で、1954年に開催された大会ではイヴ・サンローランとカール・ラガーフェルド優勝したことでも知られている。現在はザ・ウールマーク・カンパニーが主催し、2017年1月開催会には世界62カ国から選ばれた75名以上のデザイナーが参加するなど、世界規模でファッション業界を盛り上げ続けている。

 

 

Cottweiler for Award-Winning Woolmark Collection

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切り返しや腹部のポケットデザインで個性を出した、オーストラリア産メリノウール仕様のアノラックジャケット。¥79,000

 

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オーストラリア産メリノウールをベースに、各所にナイロンラインをあしらったトラックジャケット。¥56,000

 

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ランニングキャップはオーストラリア産メリノウールを、ゴルフキャップは透けてシースルーのポエステル素材を使用している。各¥16,000

 

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ウエストと裾部分だけポリエステル素材で切り返した、オーストラリア産メリノウール仕様のジョガーパンツ。¥56,000

 

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2層構造になったハイウエストパンツ。やや太めのシルエットも特徴となっている。¥56,000

 

 

 

PHOTO_HARUKA SHINZAWA、RYO KUZUMA(horizont)
TEXT_YOHSUKE WATANABE

INFORMATION

URL_http://www.cottweiler.com/