GRIND (グラインド)

serch
_DSC8701あたり

Art Exhibition
71-84 @ The Mass
Report

受け継がれるパンクの魂と遺産
圧巻の回顧展「71-84」に行ってきた

EVENT FASHION 2017.06.01

5月27日に原宿のアートギャラリー「The Mass」でスタートしたエキシビション「71-84」にはもう足を運んだだろうか。”パンク”という、GRIND世代にとって避けて通ることのできない最重要ムーブメントが残した遺産をこれだけ大量に間近で見られる機会は、もしかしたらこの先ないかもしれない。マルコム・マクラーレンとヴィヴィアン・ウエストウッドの息子、ジョン・コーはパンクの遺産を燃やすことでそのアティテュードを示したが、やはり後世に残し伝える遺産もそれはそれで大切だなと思ったのである。

_DSC8622あたり

ストリートカルチャーの歴史において
今も輝き続ける”ひとつの時代”の記録

 藤原ヒロシ氏がラジオでこのことを話していたのが数ヶ月前で、それからずっと待ちわびていた。先行して発表された全9巻1468ページにおよぶ図録(アートブック?)の存在や、会場となったギャラリー「The Mass」の話題性(写真家ヘンリー・ルートワイラーの個展や<ルイ・ヴィトン>と<フラグメント>のポップアップストアなどここ最近は強烈な仕掛けを連発している)も拍車をかけ、これはかなり見応えのある展示になると確信し、オープン初日に会場を訪れた。
 エキシビション自体は明確に”パンク”と掲げてはいなかったが、会場には<セディショナリーズ>や<ワールズ・エンド>の洋服たちやセックス・ピストルズ関連の写真やポスターなど、みんなが”パンク”と認識し、何十年も憧れ続けてきた宝が積み上げられていた。これほどの物量を誰が保管していたのか、そして今回どうやって集めたのか。それを考えるだけでもパンク・カルチャーが今もまだ色褪せない魅力を放ち続けていることの証明だと思った。マルコム・マクラーレンとヴィヴィアン・ウエストウッドが共同でブティック「LET IT ROCK」をオープンさせたのが1971年、その後『SEDITIONARIES』、『SEX』と改名しながら、2人が袂を分かったのが1984年。それがエキシビションのタイトル「71-84」の答えかどうかは知らないが、少なくともその13年間がストリートカルチャーの歴史において今も輝き続ける”ひとつの時代”であったことは間違いない。
 最後に、学生が入場無料というのも素晴らしい。学生たちは何度でも見に行った方がいい。今の時代こそ、そして未来にこそパンクの精神は必要なのだから。

_DSC8611あたり

会場内では1977年4月26日にロンドンのWessex studioにて行われたセックス・ピストルズのインタビュー音源が流されている(AKAFUJI / Kunihiko Tanabe氏録音)。上の写真は小暮徹氏によってインタビュー時に撮影されたもの。どちらも貴重な記録だ。

 

 

_DSC8609あたり

_DSC8631あたり

_DSC8614あたり

_DSC8615あたり

_DSC8619あたり

_DSC8621あたり

_DSC8639あたり

_DSC8641あたり

_DSC8643あたり

_DSC8644あたり

_DSC8648あたり

_DSC8665あたり

_DSC8717あたり

_DSC8651あたり

_DSC8678あたり

_DSC8659あたり

_DSC8713あたり

_DSC8654あたり

 

 

Photo_Haruka Shinzawa(horizont)
Text_Yohsuke Watanabe

INFORMATION

会場_The Mass(東京都渋谷区神宮前5-11-1)
会期_5月27日(土)~6月25日(日)
時間_12:00〜19:00
休館日_火曜、水曜
入場料_¥1,000(学生は無料)
URL_http://themass.jp/